【Clay(粘土)の花…思い出NO5ー造花は心の中から生まれるものー】 

やがて30代に入ると…

「造花って偽物でしょ」

この言葉に傷つき
花の命をどう表現すればいいのか悩みました。
写真は蘭ですが
写実に徹底して作っています。

 

1輪の生花を
ずっと見つめ続けて制作をしていると…
ある時から
花の息遣いを感じるようになっていました。
花の鼓動というか
生きるリズムのようなものが
感じられるようになって来ました。

 

生花の花びらを
そっと薄く薄く伸ばした粘土に乗せて
その花脈を写し取ります。
葉脈も同じように…。

 

こうして生まれた私の
「命までも表現したい花」
今でも原点はこの時代だと思います。

 

その頃の1990年秋。
私は
こんなmessageを残していました。

造花は
人の心の中から咲かせるもの…
そうでない造花は
やはり生命のない花となり、
見る人を退屈させてしまうでしょう…。