まだ母が生きていた頃

母は70代で認知症を発症しました

日々記憶が遠くなっていくような

自分が自分でなくなるような

そんな不安を母は抱えて苦しんでいました

私の頭が壊れていくのよ

そう寂しそうにつぶやく母の顔を

私は今でも覚えています

母は小さくて可愛いものが好きな人でした

母の気持ちを少しでも和らげてあげたくて

喜んでもらいたくて

そんな日々の中で小春は生まれました

写真はお花見の小春ちゃん