造花は人の心の中から咲かせるもの
30代の頃
造花って「偽物の花」ね…
この言葉に傷つき
花の命をどう表現したらよいのか悩みました
一輪の花を前にずっと見つめ続けて制作していると
ある時から花の息遣いを感じられるようになっていました
生きた花と会話するようにして生まれた…私のクレイの花
今でも花作りの原点はこの時代だと思います
ちょうどその頃の個展のパンフレットに
私はこんなメッセージを残しています
造花は人の心の中から咲かせるもの
そうでない造花はやはり生命のない花と見る人を退屈させてしまうでしょう…